新卒が知っておくべき、礼儀とは?

新卒が知っておくべき、礼儀とは?

新卒が知っておくべき礼儀について説明します。読者対象は、入社前に礼儀について知っておきたい新卒の方です。注意すべきポイントだけでなく、何のために必要なのかといった本質についてもお話ししています。

なぜ、新卒の礼儀が重要なのか?

「社会人になるにあたって、礼儀を知りたい」と思われたために、あなたはこのページをご覧になられているのではないでしょうか。新卒の場合は初めて社会人になるのですから、礼儀については知っておきたいですよね。

新卒に限らず、礼儀は社会人が身につけておくべき基本的な能力の一つなので重要です。これから新卒の礼儀について説明しますが、教科書(マナー本)に載っている内容は現実離れしています。重要なのは、社会人として恥ずかしくない程度の礼儀です。

そこで、実社会で本当に役立つ礼儀とはどのようなものなのか、詳しくご紹介します。

新卒の礼儀、ポイントは5つある!

それでは、新卒の礼儀について知っておくべきポイントをご紹介しましょう。ポイントは5つありますので、しっかり頭に入れてください。

礼儀とは何か、マナーとの違いとは?

礼儀とは、相手に対する尊敬を表すものです。したがって、先輩・後輩・お客さんを問わず相手が存在していて、その人に対して失礼が無いように振舞うということです。日本では「親しき中にも礼儀あり」と言いますが、まさにそのことを指しています。

ちなみに、マナーと礼儀は微妙に違います。礼儀は相手に対するものであるのに対し、マナーは必ずしも対人ではありません。例えば、「ゴミが散らかっていてマナーが悪いなあ」といった言い方をするように、ルールを守ることがマナーだと考えられます。

したがって、マナーは明文化(言葉に)されているけれども、礼儀は必ずしも明文化されておらず、その都度最適な振る舞いを考えるということでもあります。

これが礼儀というものであり、マナーとは少し違うことを知っておいてください。

なぜ礼儀が必要なのか?

では、なぜ社会人には礼儀が必要なんでしょうか? 礼儀は、相手を不快にさせないために必要なものであると考えられます。先ほども触れましたが、日本の社会では「親しき中にも礼儀あり」という考え方がありますので、礼儀が重んじられています。

すると、礼儀を軽んじた態度をとってしまうと、「あいつは礼儀を知らない」となって相手を不愉快にさせてしまいます。自分がどのように思っていようとも、相手を不快にさせては問題ですので、礼儀は必要だといえるでしょう。

ところで、『失礼』という言葉は礼儀が無いというところからきています。つまり、失礼な態度というのは礼儀が無い態度ということですので、あらゆる場面において礼儀が必要になることがお分かりいただけると思います。

新卒に必要な礼儀の基本とは?

礼儀と言われて思い浮かぶのは、あいさつ・お辞儀・言葉づかいなどではないでしょうか。そこで、それぞれについて考えていきましょう。

あいさつのポイント

あいさつは、朝の出勤時と退社時、お客さんと会った時など、1日の間に複数回行うことになると思います。出勤時なら「おはようございます」退社時なら「お疲れさまでした」や「お先に失礼いたします」などですね。

お客さんに会った場合は、基本は「こんにちは」ですが、時間帯によっては「おはようございます」とか「こんばんは」になります。以前にあっていれば「お久しぶりです」となるのも分かると思います。

なお、業界特有のあいさつで、時間帯に関係なくいつでも「おはようございます」という場合もありますね。ちなみに、「ご苦労様です」は目下の人に対して言う言葉で新人は使えませんから、言わないように注意してください。

新卒のあいさつで多くの場合に共通するのが、なるべく大きな声でハキハキとあいさつすることでしょう。言葉の使い分けに神経質になるよりも、これができれば相手に好印象を与えられますので、新人のうちはそれで十分だと思います。

お辞儀のポイント

お辞儀は、立った状態の『立礼』と、座った状態の『座礼』の2種類があります。新人のうちは立礼をしておけば、失礼に当たらないと思います。また、立礼には礼の深さ(角度)によって『会釈』『敬礼』『最敬礼』があり、最敬礼が最も深くなっています。

ちなみに、具体的な角度は以下の通りです。

  • 会釈……15度
  • 敬礼……30度
  • 最敬礼…45度

しかし、実際にはお辞儀することが重要なのであって、角度を使い分けることは必ずしも重要ではありません。通常のあいさつのときは軽く頭を下げて、お客さんを見送るときに深めに頭を下げるといった感じで十分です(謝罪のときは深々とします)。

また、丁寧なお辞儀をするためにどんな時でも深々と頭を下げると、お辞儀された相手がまるで謝罪されているように感じて、ちょっと申し訳なく思ってしまいます。ですので、やりすぎはよくありません。お辞儀を忘れなければ大丈夫です。

順番は? あいさつなどの言葉を発した後にお辞儀しましょう。

言葉づかいのポイント

言葉づかいと言えば、尊敬語や謙譲語といった丁寧な言葉の使い分けが思い起こされるのではないでしょうか。尊敬語は目上の方に使って、謙譲語は自分がへりくだる言葉であることはご存じだと思います。

よくある例では、食べるを尊敬語にすると「召し上がる」となりますし、謙譲語にすると「いただく」となります。すると「お客様が召し上がる」とか、「私がいただく」のような使い方になりますね。ですが、これを使い分けできている人は年配者でも少ないです。

尊敬語や謙譲語の使い分けは非常に難しく、言葉を覚えていないと使えません。したがって、使い分けにこだわるよりも、丁寧な言葉遣いを心がるだけで十分です。

相手を不快にせず、心地良くすることが重要です。

ここまで新卒が知っておくべき礼儀についてお話してきましたが、重要なことは相手を不快にしないことです。これは最初に説明していますが、日本は「親しき中にも礼儀あり」の社会ですので、そこから外れなければよいわけです。

決まりごとに従うことが重要ではありません。相手から「もっと楽にしていいよ」と言われたら、多少無礼にする方がその場面では礼儀があるのです。状況に応じて、そのとき何が最も礼儀正しいのかを判断できるようになることが、最終的な到達点でしょう。

すると、お辞儀は変えようがありませんが、あいさつや言葉づかいはその場に応じて変化があるのが普通です。基本は耳に心地よい言葉であることで、地方であれば方言が入って問題ないどころか、入るのが当然でしょう。

ちなみに当社では、このような言葉づかいを『社会人語』と呼んでいます。尊敬語や謙譲語は学問的で、使いこなしを重視すると日常では違和感があります。もちろん使いこなせるに越したことはありませんが、絶対条件ではありません。

ぜひ『社会人語』が使えるようになってください。礼儀正しく円滑なコミュニケーションが図れるようになりますから。

タメ口は一発アウト!

タメ口は、一発アウトだと思ってください。もちろん、実際にはそんなことありえませんが、少なくとも印象や評価はがた落ちになりますので、やってしまった場合は覚悟しておいてください。それだけ、タメ口は礼儀知らずな言葉づかいなのです。

タメ口が出るということは、表面的には丁寧な言葉を使っていても心の中では相手を尊敬していないということです。上辺だけ繕っていると、どこかでボロが出てしまうんですね。繰り返しますが、礼儀とは「相手に対する尊敬を表すもの」ですから。

タメ口を使った時点で、先輩や上司の解釈は「こいつはナメている」とか「社会の厳しさを何も分かっていない」というものになります。相手を不快にしていますから、礼儀の基本から完全に外れていますよね。ぜひ気を付けてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

新卒が知っておくべき礼儀として、礼儀は日本の社会において重視されていること、具体例としてあいさつ・お辞儀・言葉づかいのポイントなどを説明しました。また、タメ口は非常に問題があることもお話ししました。

また、忘れてはいけないのが、礼儀とは相手に対して尊敬を表すものであることです。日本は親しき中にも礼儀を求める社会を形成していますから、礼儀を重んじることで相手を心地良くさせられます。お互い気持ちよく過ごす手段が礼儀なのです。

このような礼儀正しさは、社会人として必ず身につけておくべき基礎力の一つです。当然ですが、身につけるべき社会人基礎力は礼儀以外にもたくさんありますので、しっかり学んで社会人になっていただければ幸いです。

以上、新卒が知っておくべき礼儀についてお話ししました。

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